ALFFO RECORDS WEEKLY PLAYLIST Vol.

2020.03.12 Thursday

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    東日本大震災から9年が経過した昨日2020/3/11。1日で完走したドラマは初めてだと思うHBO制作『チェルノブイリ』。

     

    あまりに有名なので説明は不要であろうチェルノブイリ原発大事故を扱った実録ドラマ。

    全編クライマックスの全編カタストロフ。史実を忠実に再現しながらもサスペンスホラー、ポリティカルスリラー、バディものとして疑い様の無い超傑作なのは明らかであり、当然ながら積極的に語られる事の無い「放射線」の恐怖が測定器の不穏なノイズと共に全身に襲い掛かる。

     

     

    事態の原因究明、及び収束にあてがわれた主人公であり核物理化学者ヴァレリー・レガソフは原発に携わる権威者達の「LIE=嘘」の連鎖こそが人災事故であるチェルノブイリ原発事故の最大の悲劇だと事故後の裁判で証言するクライマックス、だがそんなレガソフの様に真実を告発して直接的に、あるいは間接的に抹殺された人物など世界中に山ほどいる。コロナウィルスが未曾有の猛威を奮うパンデミック状態にある今、私達は「個」として未知のウィルス、及び「国民の命よりも優先される国家(=システム)のプライド」に対して、知恵と知識を武器にサバイブする術を身につけ戦わねばならない。

     

    アントン・サンダー・ラヴェイ

    「サタン(=告発するもの)が象徴するのは空々しい自己欺瞞ではなく、汚れなき知恵である!」

     

     

    「何も知らない小市民が何をクソ真面目な事を」と言われてもそれは事実なので仕方の無い事ですが、今日の様な「超現実」に対する、知識と知恵、あと想像力を与えてくれるのは紛れもなく優れた「フィクション」、「アート」、「ユーモア」、「クリエイティヴ」、「ファンタジー」(チェルノブイリには一部架空の人物も登場します)に他ならない、と『チェルノブイリ』を観て改めて強く思った。

     

    ともあれ気になった方は一刻も早く観てください『チェルノブイリ』。めちゃくちゃ面白いです。

     

     

    今回も大幅遅刻したプレイリストです。

     

    Yo La Tengo - Nuclear War

    Sun Raのカバー。原爆、放射能、突然変異、核戦争。マザーファッカー。

     

     

    The Chats – Dine N Dash

    Dine=飯 Dash=逃亡。つまり食い逃げ。

    油まみれのパブ飯を心から愛し、ハイソなレストランの高級食は食い逃げでOK、とのたまうThe Chatsは本当に美しい。

     

     

    GIRL SKIN - Forever & Always

    SXSWに出演予定だったブルックリンの6人組チェンバーロックバンドのデビュー・アルバムから。

    フロントSid Simonsのカリスマとこの曲のラスト1分の強烈なカタルシスに驚愕。

     

     

    Boniface - Wake Me Back Up

    現代のDavid Bowie、ネクストThe 1975と称されるカナダのSSW=Bonifaceの強烈なデビューアルバムから。

     

     

    Mush - Revising My Fee

    店内絶賛ヘビロテ中。トイレに行くのもツッコむ隙も与えない多様な展開とギタープレイ。「思わず息をのむ」、とは是非ともこのアルバムに捧げたい。

     

     

    Maurice Fulton & Peggy Gou - Jigoo

    大先輩Maurice FultonとコラボしたPeggy Gouのデトロイトクラシックオマージュ。

     

     

    Pale Blue - I Walk Alone At Night

    「この恐怖は現実なのか」

    「安心できるのは寝ている時だけ」

    「枕もとにはいつもナイフとバット」

    「この身体は本当に私のものなの?」

     

    と、ホラー映画のキャッチコピーみたいな文言のみで構成されたダークなニューウェーヴでお察しの通り私超タイプのシングル。

     

    Years of Denial - Human You Scare Me (Silent Servant Remix)

    インダストリアル/EBMデュオの2019年リリース『Suicide Disco』収録曲をSilent Servantがリミックス。The 不穏。

     

     

    Empress Of - Give Me Another Chance

    セルフタイトル、といっても過言では無いおそらく最高傑作3rdアルバム『I'm Your Empress Of』からのリードトラック。

     

     

    Ashnikko - Manners

    Billie EilishよりもPoppyに近いが凶暴性と各曲のパンチラインのキレは彼女の圧勝であろうライオットパンクガールの強烈な一撃。

    ALFFO RECORDS WEEKLY PLAYLIST Vol.

    2020.03.02 Monday

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      ゲストにSEIHO, YUMYを迎えるALFFO RECORDS企画『ECHOPRAXIA』。

       

       

      ECHOPRAXIAとは精神医学用語で「反響動作」である、と意味を知るのは後の話で、タイトルをどうしようか悩んでいた時に手にしたSF小説から拝借したものです。なので深い意味はありません。

       

      とにかく明るい話題が全くない昨今ですが、こんな時こそ「ニッコリ笑ってやり過ごせ(ツイン・ピークス)」のマインドで楽しみたいと思ってます。さらに、この日の為にサウンドシステムをグレードアップ(これがかなりヤバい)しましたので是非とも彼らの超絶妖艶プレイを味わいに来てください。

       

       

      そんな訳で今回は私が3/7の当日プレイすると思われる楽曲をセレクトした新旧問わずのプレイリスト。

       

      TNGHT-Dollaz

      「ゲシュタルト崩壊」ってやつですね。

       

       

      HIDE - Raw Dream

      「DaisレーベルDai好き!」と死ぬほどつまらない洒落を思いついた私の頭はコロナヴァイラスに侵されているのかもしれない。それにしても超強烈な音と映像。謎の肉塊を散歩する奇女Heather Gabel率いるインダストリアルデュオの最新作『HELL IS HERE』(笑)収録。

       

       

      Brian Eno - Glitch

      Brian Eno先生は時々この様なスーパーキラートラックをさらりと披露されるのでほんとに侮れない。

       

       

      Loraine James - Glitch Bitch

      Brian Enoからの"Glitch"繋がりで。嗚呼かっこいい。

       

       

      Seiho - Plastic

      左右の頬を均等にビンタされ続けている様な4分30秒間。

       

       

      !!! - $50 Million

      アルバムの中ではこの曲をいつもプレイしています。

       

       

      The Chemical Brothers - Hey Boy Hey Girl (Kink Extended Remix)

      昨年で20周年を迎えた名盤『Surrender』。色々なリミックスがあるけどもどれもイマイチだったのに対し、流石の手腕をみせたKinkバージョン。

       

       

      Jeff Mills - Changes Of Life

      Derrick Mayの”Strings Of Life"へのアンサーとして制作された、と聞いた事があるJeff Mills'sクラシック。

      20年くらい前にイギリスのレコード屋で発見した時は感動しました。(案の定ストリーミングには無かった)

       

       

      Riki - Napoleon

      これも〈Dais〉発。アナログ間もなく入荷です。

       

       

      Choir Boy - Complainer

      本当にすいませんこれも〈Dais〉です。デビューアルバムのアンニュイさはそのままにポップに振り切った最強のリード。

      こちらも近日入荷予定。

      ALFFO RECORDS WEEKLY PLAYLIST Vol.

      2020.02.25 Tuesday

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        友人が携わるWEBメディア『アンテナ』に取材いただきました。

         

        昨年末から続く謎の咳、吐血にまみれていた最中の一触即発デス・インタビュー。

        今推しの女子アナ、ジャニーズ事務所の今後、ギャンブル必勝法、タピオカの次に来るのは一体!?

        といった内容を中心に回答(逆立ちで)させていただきました。

        少し長いですがうまくまとめていただいたので読んでいただけると幸いです。

        https://kyoto-antenna.com/post-39712/

         

         

        ところで昨日で40歳を迎え、コロナウィルスでビビる世の中に背を向けお祝いにかけつけてくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。

         

        お気づきの方など居ないと思いますが、そんなこんなでもう色々忙しすぎて1週トバしたウィークリー・プレイリスト再開します。

         

         

        Jehnny Beth - I'm The Man

        本部隊Savagesよりも「Savage=野蛮」じゃないか!!本能をむき出しにしたJehnny Bethの新曲。「俺は男だ」と繰り返し毒づき「誰が俺のチ〇コを否定できる!?」と切る啖呵。間違いないあんたは本物の男だ。映像を手掛けるのは英ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』にも携わるアイルランド出身のディレクターAnthony Byrne。これがまたアブノーマル・ミュージカルさながらで美しい。

         

         

        DMA'S - Life is a Game of Changing

        いまいちパッとしなかったDMA'Sだが完全覚醒曲。

         

         

        Catholic Action - People Don't Protest Enough

        2017年にデビューしたグラスゴーのバンドCatholic Action。Talking Heads, Devo, The Carsっぽい軽快なサイケ・ニューウェーヴだけど、挙げた先人がそうであった様に歌詞は極めて政治的。あとサイケバンドが常用する「ソラリゼーション」を多用したMVは基本好きなので加点です。

         

         

        Danny Denial - I'm not your type

        シアトル出身のミステリアスなアーティストDanny DanielがラッパーDoNormaalをフィーチャー、HMLTDとジュリアン・カサブランカスのコラボの様にも聴こえる今の時世にぴったりなデカダンス・パンク。ちなみにコートニー・ラブの声と楽曲をサンプリング&チョップしているらしいです。

         

         

        молчат дома - машина работает

        ベラルーシのカルトPost PunkバンドMolchat Doma。現在レア化している2017年のデビュー・アルバムと2018年の2ndアルバムリプレス決定。入荷します!

         

         

        Sign Libra - Sea of Nectar

        登場する0:38からしばらく笑いが止まらない。NASAは即刻彼女をスカウト(あるいは拘束)すべきである。

         

         

        ellis - fall apart

        〈FAT POSSUM〉からリリースしたEPが好調なセールスを記録したカナダのSSW=Linnea SiggelkowことEllisのデビュー・アルバム『Born Again』遂に完成。美貌も美声もソングライティングも神がかっててアルバムが待ち遠しい。

         

         

        Mia - Something Bout Your Love

        Toro Y Moiなナイスブギー!!インスト含めた2曲入りのハートシェイプEPがリリース。ですがEPにしてはすこし高めです。貯金しておいてください。

         

         

        Baxter Dury - Carla's Got A Boyfriend

        Ian Duryの子息にしてFat White FamilyともマブダチのBaxter Dury最新作完成。ゲンズブールとバクスターにこの声で口説かれて堕ちない人間などこの世にいない説。

         

         

        Jehnny Beth | Flower

        今年は彼女の年にしたい。ソロデビューアルバム『To Love Is To Live』(いいタイトル)のリリースは5月。早く聴きたくて毎日狂いそう。

        ALFFO RECORDS WEEKLY PLAYLIST Vol.

        2020.02.10 Monday

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          2020年のアカデミー賞は『パラサイト』が作品賞を含む4部門を制覇で世はパラサイトフェスティバル。

           

          という事で今回は『パラサイト』のサントラだけでプレイリストを作りたい気分に駆られるも、それならそもそもパラサイトのサントラを聴けばいいのではないか、という不毛な思考を巡らせた30秒の間も含め、長きに渡るオスカーの歴史を塗り替えた歴史的瞬間を目の当たりに思わず作業の手が止まってしまった。長年積み上げてきた韓国映画の底力が確かな手腕のポン・ジュノによって世界を制した(なにせカンヌのパルムドールもゲットしている訳で)事はアジア圏の作家にとても大きな可能性を示したに違いない。そして今年顕著だったNetflixに端を発したストリーミング作品の台頭(あるいはYou Tubeからノミネートが生まれる日がくるかも)は今後ますますアカデミー賞という大舞台に大きな変化をもたらすであろう、明日はこれを観ます。

           

          『アメリカンファクトリー』

           

           

          今週のプレイリスト。多分に漏れず全てレコードにて入荷予定です。

           

           

           

          Jeong Jae Il​ - Zappaguri

          昨年の先行上映で観ました(朝7時起き)。作曲家のJung Jae-Ilはポン・ジュノプロデュース『海にかかる霧』以来Netflixオリジナル『オクジャ』でもタッグを組んでおり、いわばPTAとJohnny Greenwoodの様な親密なパートナーシップを築くサウス・コリアンの若きコンポーザー。背筋が伸びる旋律。

           

           

          Waxahatchee - Fire

          キリンが出してる缶コーヒーのCM曲。

           

           

          Purr - Hard To Realize

          Weyes Blood, Father John Misty, Whitney, The Lemon Twigsを手掛けるJonathan Rado(またか、、)プロデュース。男女デュオPurrのデビューアルバムから。

           

           

          Frances Quinlan - Likewise

          Hop Alongのフロントウーマンがソロデビュー。バンドよりパーソナルなアルバムに仕上がったのは予想の範疇ながら、Hop AlongのブレインJoe Reinhartが全面参加してるのでもうこれはHop Along好きはダッシュ。

           

           

          Yumi Zouma - Cool For A Second

          一緒やんけ(=継続の美学)

           

           

          DAISIES - Everybody's Moving To London

          CCFX, CC DUSTのメンバーChris McDonnellとDavid Jaquesが新たな才能Valerie Warrenを誘い結成に至ったアヴァンポップユニット=DAISIESの新曲はまさかのドラムンベース!ながらなんたる名曲だろうか。

           

           

          Pottery - Texas Drums Pt I

          Parquet CourtsのサポートもこなすカナダのPost Punkバンドのニューシングル。歌詞もMVもバカなので私は即リザーブ。

           

           

          Wasted Shirt-Double the Dream

          「Ty Segallか!!」とツッコんだ貴方は正解です。TyがLightning BoltのBrian Chippendaleと結成したもう何個目かわからないし数えたくもないニュープロジェクトのデビューアルバムから。

           

           

          The Wants - The Motor

          UK臭半端ないブルックリンのPost Punkバンドのデビュー作『Container』からのリードシングル。メンバーが全員メンヘラっぽい。

           



          Steve Spaceck - Love 4 Nano

          先週入荷した最新アルバムのトリを飾る地味そうに聴こえて破壊力抜群のデトロイトキラー。

          ALFFO RECORDS WEEKLY PLAYLIST Vol.

          2020.02.03 Monday

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            今月2月から定休日を水曜に変更、これまでお休みをいただいておりました日曜は13時〜21時まで営業するはこびとなりました。

             

            ついでにソファ席を豪快に投げ捨て、新たに入荷した立ち飲みテーブルではこの先見知らぬもの同士が出会い、友情、あるいはロマンスを育む事となるでしょう。

             

             

            という事で定休の水曜以外はいつでも息を抜きに来てください。

             

             

             

            Sorry - More

            遂にリリースが決定したデビューアルバム『925』の超カッコいい黙示録的リードトラック。

             

             

            Porridge Radio - Sweet 

            冒頭のバリカンカットもギターでマッチを擦るところもドラッギーなストロボフラッシュもDana Margolin(Vo.)という新たなカリスマを引き立ててやまない。デビュー作『Rice, Pasta And Other Fillers』以来4年ぶりとなる新作間もなくリリース。

             

             

            Aldous RH / Since 1992

            いつまでたっても「気迫」みたいなものが皆無なEgyptian Hip Hopのフロントマンによるニューソング。

             

             

            Holy - The Ryder

            Shitkidとのスプリット7インチも間もなくリリース。北欧ストックホルムの若きアシッド軍曹Holyの間もなくリリースされる3rdアルバムから。

             

             

            Locate S,1 / Personalia

            米アセンズ出身、Christina SchneiderのソロプロジェクトLocate S,1。80sを基調としたローファイポップ。

             

             

            False Heads - Slease

            めちゃくちゃNirvanaから影響を受けていそうなロンドンのグランジ・ポストパンクトリオFalse Alarm。Queens of The Stone AgenのJosh Hommeがたいそう気に入っている模様。

             

             

            Orchards / Sooner

            Haim, Aces, Fickle Friendsみたいなダンスポップ"Sooner"収録のデビューアルバム3月入荷予定。このバンド単曲沢山リリースしてるんですがただポップなだけでは無いジャンル横断型の技巧派バンドなので是非公式サイトチェックしてみてください。

             

             

            Chromatics / I Can Never Be Myself When You're Around

            IDIB's New Classic

             

             

            Double Mixte / Romance Noire

            クールでポエトリーで散文的。いかにもJohnny Jewelが好きそうな(あるいは彼らが寄せたのか)犯罪の匂いしかしないフランスの男女デュオによる漆黒のノワール・ウェーヴ。

             

             

            Jorja Chalmers / Cooper Bells

            MVが無かったので。何度見てもエロいサックスソロ。