2013 Alffo Best Pictures ?

2013.12.25 Wednesday

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    Text By S.Nakashima

    メリークリスマス。今年も早いなあ、などとぼんやり街を歩けば、南から漆黒の右翼街宣車。誇らしげに掲げた特大スピーカーからぱみゅぱみゅじゃ無い方のきゃりーが唄う"恋人達のクリスマス"(実話)。「ちょ、おま、、」とスピーカーの主に対する動揺、不審、混乱するさまが脳裏に浮かんでは消えるバッドトリップ。そんな衝撃破をくらった今日、真剣に年間ベストアルバム、ベストシングルを選出しようなどと誰が思いますか。
    代わりに2013年に瞳孔を開かされた映像作品をAlffoスタッフがちょこっと紹介します。



    ★ベスト・ムービー

    ・クロニクル

    超能力を手に入れた高校生3人がその力によって「崩壊」していく様を描く青春残酷絵巻。若かりしディカプリオを彷彿させるアンドリュー(デイン・デハーン) が抜群の草食感を醸し出し、脆弱な精神が肥大していく(使えば使う程レベルアップ)能力に自我を蝕まれていくさまがなんとも胸に詰まります。高校生という不安定な精神バランスを抱えた人物を主人公に据えた事も◎。

    本作では実際にi Phoneや手持ちカメラで撮影。所謂コスパ抜群のPOV(主観映像)作品なのですが、これはかなりの成功例の1つでしょう。ドキュメンタリーのリアリズム(日常)は地続きのまま、後半に繰り広げられるアベンジャーズ級の破壊破壊破壊のド派手SF展開に瞳孔マックス。




    ★ベスト・DVD

    ・21ジャンプストリート

    コメディ映画にシニカルな日本。これも未公開なんですねやっぱ、、肉体系単細胞のジェンコ(チャニング・テイタム)と、不細工童貞のシュミット(ジョナ・ヒル)、2人合わせて一人前、どころか逆にボンクラ指数60%増強の刑事2人。犯罪はびこる高校の潜入捜査を専門とする"21ジャンプストリート"に配属となったこのあぶなすぎる刑事2人が任務をまともに遂行できる訳が無く、徹頭徹尾ドジと破壊を繰り返すドタバタのミルフィーユ状態。捜査の最大の名目である新種のドラッグを突きとめる過程で、お約束通りボンクラ共もハイになっちゃうのですが、そのキマり方が秀逸。ストーリーのテンポもよく飽きさせず、鑑賞後直ぐにこのコンビに会いたくなる事必至です。

    尚、上司役アイス・キューブが放つ罵詈雑言のマシンガン説法、カメオ出演したジョニー・デップの壮絶な登場&退場も本作の瞳孔マックスポイント。トレイラーより百倍面白いので未見の方は是非。"22ジャンプストリート"としてまたこのボンクラに会えるみたいです。





    ★ベスト・TV

    NHKスペシャル「尼崎殺人死体遺棄事件」

    NHKがおくる超名作実録ドラマシリーズ。"グリコ森永事件"、"オウム真理教"に続く第三弾。このシリーズは徹底したリサーチ&インタビューに再現ドラマを交互に交え、凶悪犯罪の闇をえぐり出そうとする傑作揃い。挿入される無名の役者さん達の鬼気迫る演技が何より生々しい。そして犯人角田の鬼畜の所業に瞳孔ぱっくり。どこかにアップされてるかどうかは明言しませんが是非ディグしてみてください。

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