FUJIROCK FESTIVAL'16 ライヴレポート BECK "ザ・グレイテストヒッツショウ"

2016.07.29 Friday

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    TEXT BY KIM

     

    フジロックフェスティバル・ライヴレポ、第2回は2日目のヘッドライナー・Beckのライヴ。

    (前回レポしましたSquarepusherにより余韻は抹殺されましたけど頑張って思い出して書きます 爆)

     

    この日Beckの出演は、Travis → Wilcoに続くオルタナ/インディーおっさん3連打の大トリ。

    陽が沈んで少し肌寒くなってきた19時半とヘッドライナーにしてはかなり早めの時間帯。

     

    なぜなら、「あ、僕新幹線で東京に帰りたいんで。」という本人のワガママによるため。

    グリーンステージは期待が高まった良いヴァイブに包まれており、開演少し前から歓声が上がっていたほど。

    うん、待ってたよBeck!みんなも待ってたよね!!

     

     

    ほぼ定刻通りにベック・ハンセンが遂に登場。

    ドットのシャツにレザージャケット、黒のハットという出で立ちが非常にクール。(おそらくサンローラン)

    "Devil's Haircut"で幕を開け、続けざまに"Black Tambourine"をプレイ。この時点でグリーンステージは大変な盛り上がり。

    フジロック20周年おめでとう的なMCを挟み、ここでなんと大アンセム"Loser"をプレイ!

    このときの大歓声、サビの"I'm a loser baby, so why don't you kill me?"の大合唱に思わずサブイボが立ちまくり興奮しまくり。

     

    てっきり中盤〜後半で演ってくれるものとばかり踏んでいたので感激も倍増。

    そこからは"The New Pollution"から"Mixed Business"までアゲアゲのセットリスト。にしても音がデカい。

    Beckのライヴがまさかここまでヘヴィなスタジアム級の音圧とは思ってもみなかったから驚きだった。

     

    続いて"Hell Yes"をコールアンドレスポンスした後はしっとり聴かせるスタイルの曲で中盤戦へ。

    個人的に一番好きなアルバムである『Sea Change』からは"Lost Cause""Paper Tiger"、さらに『Morning Phase』から"Blue Moon"などの味わい深いアコースティックな音が苗場に染み渡る。さらに、映画『エターナル・サンシャイン』のエンディングテーマにもなった、The Korgisのカバー曲"Everybody's Got to Learn Sometime"がプレイされ遂に涙腺が決壊。

     

    ↑エモい。ただひたすらに。

     

    本編クラマックスは、必殺ダンスナンバー"Dreams"から"Girl"、さらに"Sexx Laws"でラストには"E-Pro"で締めくくり、

    再び苗場は♪なーなーなななななーー♪の大合唱!一緒に観ていた友人たちと前のほうに飛び出して踊りっぱなし状態。

     

    これでアンコールが飛び出さないわけはなく、それに応えて再びステージに戻ってきたベック・ハンセンはなんと先ほどのシックな黒の装いから一転して、白スーツにピンクのドットシャツで白ハットというオシャレな衣装。

    一旦ステージに捌けた後、この衣装に早着替えしている46歳のアメリカ人のおっさんを想像して微笑ましくなった。

     

    アンコール1曲目は"Debra"。伸びやかなファルセットヴォイスでソウルフル・ムーディな雰囲気を作り出し、

    さながらベック・ハンセンのディナーショウにやってきたかのような印象を受けた。

    ロックフェスティバルで早着替えしてディナーショウも出来る46歳のアメリカ人のおっさん。地球は実に不思議な星だと心底思う。

     

    大ラスは"Where It's At"でみたびアゲアゲ状態に。ブレイクのバンドメンバー紹介時には各プレイヤーと共にChic"Good Times"David Bowie"China Girl"Kraftwerk"Poket Calculator"Prince"1999 Snippet"を続けざまにカヴァー。

     

    これにフジロックのお客さんは流石の高リアクションを示していたが、ベック本人の紹介時に"One Foot In The Grave"からのバナナ・ソロではまあまあポカンとしていたような。。。

    これね、これ。↑の映像は97年のグラストンベリーフェスティバルの時のもの。

     

    そして再び"Where It's At"に戻って大団円を迎え、新幹線に乗るためにステージを後に。

     

    決して演奏でグイグイ魅せるタイプのアーティストではないものの、ベック・ハンセンという存在感で観客を引き込み、

    しかもスタジアム級のヘヴィな音圧で迫力もバッチリ。その上加えてセットリストはグレイテスト・ヒッツと呼ぶに相応しい豪華さ。最高のエンターテイメントショウでした。

     

    一緒に観ていた友人が印象的な一言を残していて、曰く、

     

    「初めてロックを聴いて、"格好いい"と思ったときに近い感情を覚えた」

     

    個人的に前評判や予測が一切つかず、「ベックてどんなライヴするんやろなあ」という気持ちでライヴに臨んだこともあり、期待値を遥かに上回る素晴らしいものでした。しっくりすっきりぴったり。本当に素敵な1時間半でした。

     

    余談ですが、某先輩女子はベックの股間のチャックが半開きで、それをこっそり直そうとするも衣装変えても半開きで、

    周りの女子陣とキャーキャー夢中だったそうな、、、ベックの股間、、、ある意味神秘的(僕はそっち系じゃありません)

     

    Setlist :

    Devils Haircut

    Black Tambourine

    Loser

    The New Pollution

    Qué Onda Guero

    Mixed Bizness

    Hell Yes

    Soul Of A Man

    Think I’m In Love

    Go It Alone

    Lost Cause

    Heart Is A Drum

    Paper Tiger

    Blue Moon

    Everybody’s Gotta Learn Sometime

    Dreams

    Girl

    Sext Laws

    E-Pro

    -Encore-

    Debra

    Where It’s At

    (Good Times – China Girl – Pocket Calculator – 1999 – One Foot In The Grave – バナナ・ソロ)

     

     

    The Chemical Brothers / Wide Oprn Ft. Beck

     

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